HTTPリクエスト/HTTPレスポンス

Webサーバーは、HTML(HyperText Markup Language)という専用言語で書かれたインターネット上のデータ(Webコンテンツ)を配信します。
WebブラウザはWebサーバーに対してHTTPリクエストを送信し、これに対して、WebサーバーはHTTPレスポンスとしてWebコンテンツを返します。

HTTP(HyperText Transfer Protocol)とは、HTML文書や画像などのデータをWebサーバーとWebブラウザ間でやり取りするために使われるプロトコルであり、TCP/IPの上位レイヤープロトコルに位置します。

HTTPの最大の特徴はクライアントからのリクエストに対して、サーバーはレスポンスを返す、それだけで処理が完結するというシンプルさになります。
このシンプルさこそがHTTPが成功した大きな要因であると言えます。

では、もう少し具体的に処理内容を考えてみましょう。
例えば、下記リンクをクリックした際、リンク先のWebコンテンツが表示されるまで、以下のような順序で処理されます。
http://web.javastudy.biz/sample/

①リクエストメソッドにGETを指定し、WebサーバーへWebコンテンツが存在するディレクトリとファイル名等の情報を含んだHTTPリクエストを送信する。
②Webサーバーは、①に対するHTTPレスポンスをWebブラウザへ返す。
③HTTPレスポンスを受信したWebブラウザは、その内容の中身を解析し、このページに画像ファイルが含まれていることを判定する。
④Webブラウザは③で判定した画像ファイルを取得するための要求として、再度、HTTPリクエストを送信する。
⑤Webサーバーはその画像ファイルをエンコードして、HTTPレスポンスとして返す。

ひとつひとつの処理を見ていくと、シンプルな仕組みであることがわかるかと思います。
次のページからはHTTPリクエスト、HTTPレスポンスの構成について見ていきます。