URLとURIの違い

WebアプリケーションやWebサーバー構築の入門書籍などを読んでいくと、インターネット上のリソース(資源)を特定 するための情報として、「URL」と書かれていたり、「URI」と書かれていたりすることがあります。

2つは同じ意味なのでしょうか。

この問いに対して、あるエンジニアは同じ意味だと言い、あるエンジニアは違うと応えるかもしれません。

結論を述べると、厳密には同じではありません。

URIはUniform Resource Identifierの略であり、URL(Uniform Resource Locator)を拡張し、URLとURN(Uniform Resource Name)をまとめた概念として考えられました。

つまり、URIはURLより広義な概念であり、URLはURIに包括されるようことです。

URL(Uniform Resource Locator)
インターネット上に存在するリソースの場所とアクセス方法を示す識別子。
 例:Yahooのトップページ
  http://www.yahoo.co.jp/

URN(Uniform Resource Name)
 ネットワーク上のリソースを、「場所」という概念に依存せず、「名前」によって永続的(persistent)に特定しようという識別子。
 例:”The Last Unicorn”という本のURN
  urn:isbn:0451450523

URI(Uniform Resource Identifier)
 URLやURNを包括した概念。

まとめると、Webページのアドレスのことを「URL』と言っても、「URI」と言ってもどちらでも良いということです。